税金コラム

会計事務所職員の独り言 その4

-テーマ3-
企業の成長戦略において忘れてはならない絶対的な普遍的事項について(実るほど頭を下げる稲穂かなということわざのあるとおり、企業が急成長している時に陥りやすい錯覚と注意事項について)共存共栄の原理と感謝の心の大切さが安定した企業を構築します。
物事の原理原則は、様々な内容において当てはめて考えることができます。

今回は人格と法人について考えてみたいと思います。
人格の高い人には、その人にふさわしい多くの人々が周りに集まってくるでしょう。
その逆も真なり。すなわち、「類は友を呼ぶ」と言うことですが、これを法人に置き換えて考えてみたいと思います。
人格を形成する上で基盤になる要素の一つとして、その個人の思想が大きく左右すると
私は考えます。

また、その個人は周りの人々や環境によっても左右されます。
簡単に言えば、人格の形成はその個人の思想が基盤となりますが、周りの環境によって良くも悪くも影響を受けることとなります。
仮に人格という言葉を「法人格」と表現することとして上記の内容を当てはめて考えてみます。
法人格を形成する上で基盤になる要素の一つとして、その法人の経営理念が大きく左右するものであり、お客様や環境によって良くも悪くも影響を受けることとなります。
詳しい説明は割愛させていただきますが、物事の道理は様々な事柄について置き換えて考えることが出来、意外なヒントがあったりします。
売上と適正な利潤は、お客様が法人格に引き寄せられて集まって頂いた結果、得られるものであり、それは法人の経営理念が基盤に成っており、お客様によっても左右されてしまうということです。
更にポイントを絞ると、以下の2点に凝縮されます。

・適正な利潤を確保するための条件とは、法人格の高さとその法人が顧客定義を明確にして、どの様なお客様に自社の商品・サービスを提供するかが大切である。
・売上拡大を成長と考え、顧客定義を度外視することは危険である。

これを人に当てはめれば、どんな人と付き合うかで人格が変わっていく様に企業もどんなお客様と付き合うかで法人格も変わってしまうということです。

売り上げは大きく伸びたが、こんな筈ではなかったとならないためにも、私の独り言が何か参考になれば幸いに存じます。

著者:國安 浩文

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