過去に開設したNISA口座の確認が早くなりました。
最近の日経平均株価の変動、預金金利等の上昇などにより、NISA口座への関心も高まっています。
NISAとは、18歳以上(非課税口座を開設する年の1月1日現在)の居住者等が金融機関に開設している非課税口座で取得した上場株式等について、その配当等やその上場株式等を売却したことにより生じた譲渡益が非課税となる制度です。
新NISAとは。令和5年度税制改正により、NISAに関して見直しが行われ、抜本的拡充・恒久化された新たな制度として令和6年1月1日から開始されたものです。
制度の概要につきましては、国税庁ホームページ(www.nta.go.jp)で確認してください。
そこで、NISA口座を開設しようと金融機関の窓口に行ったところ、「すでに他の金融機関で開設されていますので、こちらでは開設できません」と言われた経験はありませんか。
しかし、自分がどこの金融機関でNISA口座を開設したか覚えていない方もおられるかと思います。
その場合、住所地を管轄する税務署の窓口に「非課税(未成年者)口座の開設先金融商品取引業者等に関する確認依頼書」を提出することにより、後日開設した金融機関から本人に連絡が届き手続きすることになります。
以前はその連絡に数か月を要していましたが、本年7月1日からは確認依頼書を提出した際に税務署の窓口担当者(源泉所得税担当)から即時に回答してもらえことになりました。
過去に開設した金融機関がわからない方は確認依頼してみてはいかがでしょうか。
執筆者:諸岡